日曜日に観た映画「 潜水服は蝶の夢を見る 」
あまりにもいい映画だったので、他に言葉がみつかりませんが、本当に観てよかったと思える映画でした。
20万回の瞬きで自伝を綴った奇跡の実話のお話。
ジャン=ドミニク・ボビー、42歳、子供3人、女性ファッション誌「ELLE」の編集長。
愛し、愛され、人生を謳歌する毎日が、ある日突然、終わりを告げる。
唯一、動くのは左眼だけ。
瞬きがあなたの言葉です。”はい”は1回。”いいえ”は2回。
この悲しみを表す言葉はない。
小さな体を抱きしめることもできない。
自分の中に残された”人間性”にしがみつけば、生き抜ける。
僕はもう自分を憐れむのをやめた。僕には自由な想像力と記憶がある。
僕は生きている。話せず、身体も動かないが、確実に生きている。
僕は重い潜水服を脱ぎ捨て、蝶のように飛び立つ。