ジャケ買い。
作品(仕事)を見て、名前が記載されていなくてもその人の仕事ってわかるような仕事に凄く憧れる。
作原文子(さん)の仕事はいつもわかる。
この人の事を知ったのはまだ福岡にkrankもなく、こんな工場で使われるような銃器をインテリアに使うとかわからなかった頃に雑誌を見せてもらって知った。スタイリングの表記なんて見たこともなかったし.. もう十何年も前の話。因に教えてくれたのは牟田さん。それから東京にも行った事のない田舎者の僕はこういう家具が買える目黒にあったアーカイブにも行った。今でも鮮明に覚えている。凄くかっこよかった。それから何度か行ったりしてArchiv-gmbhと名前を変え近くに2店舗目ができたりした。(今は閉店してるみたい)ただ、かっこいいけど1度も買い物はしなかった。僕の価値観では買えない値段だったので、今家にある家具はオープンされたばっかりの頃のkrankやオークションで買い物した。
昔古着のヴィンテージなどを買う時に値段がわからなくて宮田さん(以前某有名古着屋勤務)に「知識がないから高いか安いかがわからないです」と相談したらこんな事を言われた。酒の席だったのでたぶん覚えられてないと思いますが「その物に対して自分が幾らぐらいまで出せるか決めて安いか高いかとか気にせずに買えばいいっちゃない。でも高い安いはあるけどね(笑)」みたいな事を言われた。それから洋服、家具、外で食べる料理など、どんな物に対しても自分の物差しで判断するようになった気がします。なので美味しいけど高いよねとか良くも悪くも言っちゃうようになったような..!?
..と文章下手なのに長くなってしまいましたが、今月号のGinzaはそんな事を思い返す素敵な1冊でした。