何者

nanimono

いつもは読まない雑誌GQ JAPANを見て知った朝井リョウ(さん)。
2013年の男特集の4人の内の一人で紹介されていたんですが、僕はこの人のことを全然知らなかった。
でも、この人が書いた作品は知っていた。「桐島、部活やめるってよ」。
小説は読んだことないが、映画を見に行ったのでよく知っている作品だ。
僕が知らなかっただけで誰もが認める、シンデレラボーイ。

早稲田大学在学中の2009年、「桐島、部活やめるってよ」で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。13年、兼業作家となって初となる小説「何者」で第148回直木賞を男性史上最年少受賞。才能を、運を、時代を変える力を「持っている」男。作家だけでなくサラリーマンとして会社で働き、朝晩の開いた時間と、土日をフルに使って小説を書き継いでいる。シンデレラボーイは、努力や根性の人だからこそ、応援したくなる。彼が切り開く未来に、賭けたくなるのだ。

「23歳で直木賞を取ったらおかしくなる。勘違いさせてくれない場所が必要だった。」

「デビューの賞をいただいたとき、両親に電話したら開口一番”就職はしなさいね”と言われたことが、自分のなかの礎だったんです。この夏、久しぶりに家族旅行をしたんですね。家族でしゃべっっているとそれぞれの仕事の話になったりして、ああ、こういう会話ができるようになったんだなあってうれしかったんですね。家族でしゃべっているとそれぞれの仕事の話になったりして、ああ、こういう会話ができるようになったんだなあってうれしかったんです。でも、家族旅行の費用を僕が頑張って出したからなのか、海外という浮かれた場所もあったのか何なのか、”作家との両立は大変そうだね”みたいなトークのときに、家族が”いいじゃん仕事辞めちゃえば”って言いだして、ものすごいショックだったんです(笑)あなたたちの堅実さをお手本にしてきたのに!って」

GQ JAPAN, January 2014 NO.128

っと長く書いてみましたが、「何者」が話題になったのは今年の1月。
世間知らずで申し訳ない。